介護施設と自分の相性を見極める

就職先との相性は大事

これから介護の仕事に就こう、あるいは既に介護の仕事を行っているけれども事情があって転職しようという方は、職場選びに気をつけてください。ここで私が言わなくとも多くの方は実感しているかもしれませんが、職場と自分の相性というのはもの凄く大切です。また介護の仕事は職場ごとに給与や休日などの雇用条件が大きく変わりますので、そう言った点で納得できる勤務先か否かも重要なポイントです。自分に合わない、あるいは極端に過酷な勤務先で働いてしまうと人間は心や体を病んでしまい生活が破綻してしまいかねません。そのような事態を防ぐためにも、事前に様々な観点から勤務候補先となる施設についてのリサーチを行った方が良いのです。

事前のリサーチ

実際にリサーチを行う場合のポイントですが、まずは求人票などから施設の情報を整理し、いくつかの勤務先候補となるところを比較しましょう。その際のポイントですが、どのような理念を持っているのかを見ることが大切です。こうした理念の類は確かにお題目だけは立派で内実が伴っていないことも多いため、軽視してしまう人も多いです。しかし真剣に誠実な施設運営を行っている人は企業理念も丁寧に作成していますので、それは何となくだとしても感じ取れるものなのです。また施設のリサーチという意味では職場見学を行うことが大切になってくるのですが、その際に事前に企業理念のチェックを行っていたかどうかが重要になってきます。

職場見学を行う

施設に関して行う事前リサーチの最も重要なポイントは、職場見学にあると言っても過言ではないでしょう。実際にどのような施設なのかやきちんと運営をしているのか、また働いている人たちに活気があるのかなどは職場見学をしなければわかりません。また職場見学の際に企業理念どおりの施設運営が行われているか、理念に近づこうと努力しているのかを見ることも大切です。

面接での質問

また施設についてより良く知るためには面接での質問も重要で、センスのある質問をすることでその施設の内情をきちんととらえるようにしましょう。どうしても企業理念の確認や1日程度の施設見学だけでは確認しきれないことも多く、例えば利用者の家族はよく訪問してくるのか、職員に対してはどのような教育をしているのかなどは聞いた方が良いでしょう。特に介護の仕事は資格職でありキャリアの積み上げが重要なため、資格取得のための支援の有無や現在勤務している人たちのキャリアの傾向などはよく聞いておいた方が良いでしょう。