社会貢献度が高く需要も高い
少子高齢化と人口減少
私がここでお伝えしなくとも日々テレビのニュース番組や新聞雑誌などで取り上げられているので多くの方がご存知のことだと思いますが、日本は今少子高齢化に苦しんでいます。戦前であれば1組のカップルに何人も子供が生まれており、その分乳児死亡率なども高かったものの無事成人する人も多かったため、数多くの若者が社会に供給され人口ピラミッドは健全な三角形を保っていました。戦後直後も中国大陸などから若い男性が家庭に帰ってきて、無事日常生活が再開し、復興期はベビーブーマーの時代と言われるほど多くの子供が生まれていました。しかしその後日本は復興の過程を経て経済成長を続け、1970年代ごろからは先進国にキャッチアップをします。そうした頃から徐々に男女の恋愛の形に変化が見え始め、1990年代には結婚をする男女が減少し、また結婚しても子供を産まないか産んでもその人数が少ないカップルが増加しました。
そのため今日本では合計特殊出生率は2を下回っており人口の増減傾向も減少に転じています。またこの傾向は何年も前に始まっていたことであるため、すでに結婚や出産適齢期の女性の人数そのものが減少しており、今から結婚率が上昇し出生率が2を超えたとしても人口の減少や社会の高齢化は避けられないところまで来てしまっているのです。
社会に求められる介護の仕事
こうした社会環境の変化は様々な問題を発生させており、例えば社会福祉や年金問題などが代表的な問題となるでしょう。また高齢者の割合が増えてしまっているからこそ介護を家族だけで行うことには限界があり、これも大きな問題となっています。そしてこの問題を解決するためにどうしても必要なことが介護職に就く人の増加であり、介護職の方々の活躍なのです。身近な家族が介護を行おうとした場合、仕事を辞めなければならないことも多いため、家族まで生活が破綻してしまいます。高齢者が施設に集約して専門の介護職の人間が面倒を見るという形にしなければ日本社会が持たなくなってしまうのです。
介護業界の高い将来性
そしてこのような状況だからこそ介護の仕事には高い将来性があると言えるでしょう。事実、介護の仕事に就こうと志す人は年々増えていますが、それでも介護の求人がなくなる気配がありません。実際に現在のペースでは介護職の人口が増えているにもかかわらず、将来人材は不足します。ただそうした状況だからこそ介護の仕事に関する求人が今後なくなることはないでしょうし、介護職の方々の雇用条件なども年々改善していくでしょう。
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未経験でも意欲があれば大丈夫
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